スティーブ・ハウ/スーパー・ギタリスト

アンプラグド・ライブ
DVD発売日: 2001/3/23 リージョン2(日本国内向け)ロックバンド・イエスの人気ギタリスト、スティーヴ・ハウ。彼が79年にソロ出演したモントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブを完全収録。
Yes / Yessongs (Ac3) (1973)
DVD発売日: 1997/12/17 リージョンフリー(全世界共通)このエネルギッシュな演奏がロンドンのレインボー・シアターで16ミリ・フィルムに収められた1972年12月当時、イエスはリリースされて間もないアルバム『Close to the Edge』をプロモートするためのツアーを行なっていた。このDVDは、劣悪な状態のプリントから起こしたものだが(全編にわたって画面上におびただしい数のキズが現れる)、現在DVD化されている2つのイエス作品の中では画質がマシなほうだ(もう片方の作品、すなわち『Live in Philadelphia』はビデオテープから起こしているので、いっそう不鮮明な映像となる)。音質も、本作のほうがわずかに上。75分間のパフォーマンスは、人気絶頂の“黎明期(れいめいき)”を迎えたバンドの姿を伝えている。メンバーの顔ぶれは、上に挙げた1979年のフィラデルフィア公演と同じ(ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、リック・ウェイクマン)。しかし、こちらのコンサートはもっと若々しく、意欲的なバンドによるものと言える。当時の彼らは、まだプログレというみずからの巨大なアイデンティティーを築きつつある最中だった。その結果、DVDで見られる2つのイエスのパフォーマンスのうち、本作のほうが価値ある記録となったのだ。よりタイトで、よりシャープで、より見ばえのする演奏ぶりは、バンドが創造性のピークを極めたことを物語っている。また、彼らがソロ・インプロヴィゼーションの余地を残している点にも注目だ(ハウが茶目っ気たっぷりに演奏する「The Clap」、ウェイクマンによる「The Six Wives of Henry VIII」からの抜粋など)。ただし、アンサンブル部分の演奏はスタジオ・レコーディングにきわめて忠実である。筋金入りのファンはフィルムの画質の悪さに不満をこぼすだろうが(これはDVDでも改善不可能)、カメラはじっくりとショーを捕らえており、どのメンバーも卓越した演奏技術を見せつけるのに充分な時間を画面上で与えられている。その中でも、ハウのギター・ワークは舌を巻くばかりに素晴らしい。どちらのDVDも、ライヴで聴きたいイエス・ミュージックを何曲も取りこぼしているのが残念だが、70年代プログレの巨人たちの最盛期を見てみたいと思ったことがある人なら、迷わず本作を手に入れるべきだ。(Jeff Shannon, Amazon.com)
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